講習会:履歴(過去の案内)
(社)日本機械学会関西支部 2008.10.27更新


第300回講習会
「実務者のための騒音防止技術(デモ展示付き)」
(申し込みコード番号:84-11)
協 賛 精密工学会関西支部,日本航空宇宙学会関西支部,日本材料学会関西支部,日本建築学会近畿支部,土木学会関西支部,自動車技術会関西支部,日本フルードパワーシステム学会,日本ロボット学会,日本ガスタービン学会,日本船舶海洋工学会関西支部,日本騒音制御工学会,日本マリンエンジニアリング学会,農業機械学会,電気学会,ターボ機械協会,日本自動車工業会,日本工作機械工業会,日本工作機器工業会,京都工業会,兵庫工業会,奈良工業会,滋賀経済産業協会,大阪科学技術センター
日 時
2009年1月 22日(木)  9:10~17:20
23日(金)  9:10~16:50 (17:00~18:00 交流会)
会 場 大阪科学技術センター 8階 中ホール
[大阪市西区靱本町1-8-4/(06)6443-5324/地下鉄四つ橋線「本町」駅下車,28号出口北へ400m.靭(うつぼ)公園の北側]
趣 旨 各種機械装置の高出力化,小型・軽量化,低コスト化は,予期せぬ騒音の増大を招くことがあり,機械の設計・開発技術者にとっては騒音の評価・予測・防止技術の習得が必要不可欠となっています.このような背景のもと,本講習会では騒音の基礎理論と測定評価技術・防止技術を分かり易く説明するとともに,実際の事例に基づく実践的な騒音問題への対処法を紹介します.また,計測機器やシミュレーション解析のデモ紹介を通じて騒音の測定,評価方法を体感頂き,さらに理解を深めていただくよう企画しました.設計,製造,開発部門などで騒音問題に取り組もうとされる方は是非ご参加下さい.また若手技術者の研鑽の場としてもご利用下さい.また,2日目の講習会終了後に交流会を開催いたします.大学・企業の枠を超えて,ものづくりに関わる技術者としての交流の場としていただければ幸いです.
内容
第1日目:1月22日(木)
9:10~10:30 機械騒音の基礎 宇津野秀夫(京都大学 大学院工学研究科)
まず,基礎となる波動方程式を説明する.そして,騒音対策としての固体伝播音の絶縁,遮音,吸音,消音器,アクティブノイズコントロールについて解説する.
10:40~12:00 騒音の測定,分析,規格について 山田 修(リオン(株))
これから騒音計測を始める人に,騒音計(騒音レベル,A特性,動特性等),コンデンサマイクロホンの特性,校正器,周波数分析(定比分析:オクターブ分析),FFT分析(定幅分析)の基礎知識,騒音計測上の注意,騒音関連規格等の基本を解説する.
13:00~14:20 流体騒音の基礎 西村正治(鳥取大学 機械工学科)
航空機や高速列車から家庭用エアコンまで,流体騒音はいたるところで重要な騒音源となっている.本講義では,流体騒音の基礎について解説し,その発生メカニズムを述べるとともに,流れの制御による最新の騒音低減手法についても紹介する.
14:30~15:50 機械・構造物の騒音防止技術 木村康正((株)神戸製鋼所 機械研究所)
圧縮機,送風機,モータ,ポンプ,弁など一般的な機械装置の騒音発生原理と,簡便な発生騒音計算手法,騒音低減手法を解説する.また機械振動が伝搬して騒音を放射する構造体の取扱いについても説明する.
16:00~17:20 環境・プラント騒音防止技術 大西慶三(三菱重工業(株))
屋外における騒音の伝播特性とその定量的な予測方法について解説する.また,プラントを構成する機械の最も基本的な騒音防止方法である防音カバー,防音ラギング,及び遮音壁等の設計法について実例を交えて紹介する.
第2日目:1月23日(金)
9:10~10:30 サウンドデザインとその評価 石光俊介(広島市立大学 大学院情報科学研究科)
自動車等の騒音環境は静けさだけではなく,音環境としての快適さが追求されるようになってきた.本講座では,このようなサウンドデザインの考え方,聴感実験方法とその結果の評価について解説し,車内音,スイッチ音などに適用した例について紹介する.
10:40~12:00 エンジン駆動機器の低騒音化 齋藤昌弘(ヤンマー(株))
エンジン駆動機器の低騒音化にあたっては,①騒音と熱問題の両立,②ファン騒音の抑制の2点が課題になることが多い.ここでは,これらの課題に対処するための基本的な考え方について説明するとともに,実機器に応用した例について説明する.
13:00~14:00 デモ紹介 リオン(株),ブリュエル・ケアー・ジャパン
14:10~15:30 3次元空間内での能動的音響制御 雉本信哉(九州大学大学院 工学研究院)
騒音に対して,逆位相の制御音を干渉させることで消音を実現する能動的音響制御(ANC)について説明する.まず,ANCの基本的な考え方について説明する.さらに,ANCを3次元空間に適用する場合の問題点と,解析及び実験結果について紹介する.
15:40~16:50 車室騒音とその制御について 井上敏郎((株)本田技術研究所)
自動車の振動騒音性能を向上させるための従来技術は,車両の重量増加を招くことが多く,燃費性能と相反する対策結果を招くことが多い.本講義では従来の自動車の振動騒音対策の考え方について簡単に紹介した上で,これら相反する性能を両立可能なアクティブ振動騒音制御の実車適用事例について紹介する.
17:00~18:00 交流会
講師を囲んで,自由な雰囲気で情報交換を行います(簡単な飲み物・食事サービス付き).
 
定 員 100名
聴講申込締切 2009年1月16日(金)(定員になり次第締め切ります.定員に余裕があれば、2日前まで申込を受け付けます)
聴講料

〔2日間の参加の場合〕
会員30,000円(大学,官公庁関係15,000円,大学院生・学生員10,000円),会員外50,000円(一般学生15,000円)
〔1日のみの参加の場合〕
会員20,000円(大学,官公庁関係10,000円,大学院生・学生員7,000円),会員外30,000円(一般学生10,000円)
ただし,いずれも教材1冊分の代金含む.

教材のみ 教材のみご希望の方は,1冊につき会員4,000円,会員外5,000円を添えてお申し込み下さい(送料は不要).
講習会終了後発送致します.
申込方法 受付を終了しました.
◎ 本講習会はこちら 【申込書】より申込みが出来ますので、ご利用下さい.

郵送,FAXまたはE-mailの場合は,「関西支部第300回講習会申込」と題記し,(1)氏名・会員資格,(2)勤務先・所属部課名・住所,(3)通信先住所・電話,(4)所属学協会名,(5)送金方法・送金額(内訳)・送金予定日および請求書の要・不要,(6)1日のみ参加の場合は参加日を明記のうえ,関西支部宛お申し込み下さい.聴講料は後日送付する請求書に記載の銀行口座または郵便振替口座宛ご送金ください.現金書留または当日支払いも受け付けます.
申込先 (社)日本機械学会関西支部
   〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内
   TEL:06-6443-2073 FAX:06-6443-6049 E-mail:jsme@soleil.ocn.ne.jp
その他

(1)申込受付後,聴講券をお送りしますので両日とも必ずご持参下さい.
(2)協賛学協会員の方も本会会員と同様にお取り扱い致します.
(3)受講をキャンセルされる場合は2日前までにご連絡願います.2日前までにご連絡のない場合は聴講料をお支払いいただきます.
(4)CPDポイント登録致しますので機械学会会員(個人)の方は必ず会員証カードをご持参下さい.

※講習会の申し込みに際しお届けいただいた個人情報は,聴講券の送付,当支部からの連絡等にのみ使用させていただきます.