講習会:履歴(過去の案内)
日本機械学会関西支部 2013.3.6公開


第325回講習会
「構造・強度設計における数値シミュレーションの基礎と応用-デモ展示付き-」


協 賛 精密工学会関西支部,日本航空宇宙学会関西支部,日本材料学会関西支部,日本建築学会近畿支部,土木学会関西支部,自動車技術会関西支部,日本フルードパワーシステム学会,日本ロボット学会,日本ガスタービン学会,日本船舶海洋工学会関西支部,日本騒音制御工学会,日本マリンエンジニアリング学会,農業機械学会,電気学会,ターボ機械協会,日本自動車工業会,日本工作機械工業会,日本工作機器工業会,京都工業会,兵庫工業会,奈良工業会,滋賀経済産業協会,大阪科学技術センター,日本技術士会近畿支部,日本溶射学会関西支部
日 時
2013年5月 20日(月) 9:30~17:00
21日(火) 9:30~16:00
会 場 大阪科学技術センター 8階 中ホール
[大阪市西区靱本町1-8-4/(06)6443-5324(代)/地下鉄四つ橋線「本町」駅下車,28号出口北へ400m.]
趣 旨  近年ますます複雑化する機械装置や構造物の構造挙動を精度良く把握する手法として,構造・強度設計に係わる数値シミュレーション技術が設計合理化や期間短縮に大きく貢献しています.本講習会ではこの構造・強度設計に役立つ数値シミュレーション技術を基礎から分かり易く解説するとともに,各産業界における適用例を具体的に説明します.これからシミュレーション技術を身につけようとされる方はもとより,既にある程度シミュレーション技術をお持ちの方にとっても他分野での適用例など本講習会は大いに参考になると思われます.また,最新の数値シミュレーション技術の一例をデモにて紹介します.
キーワード 数値シミュレーション,構造・強度設計,衝突・衝撃,強度評価,トライボロジー
 
題目・内容・講師
時間 題目 内容 講師
第1日目:5月20日(月)
 9:30~11:30 数値シミュレーションの基礎と設計への適用 設計分野で広く用いられている有限要素法の解析技術は飛躍的な進歩を遂げ,その結果市販の汎用構造解析プログラムを用いてあらゆる問題が解ける状況となっている.しかしながら,実際に解析を実施した場合,必ずしも望むような解が得られないことがある.その原因としては,不適切なモデリング,境界条件の設定等が考えられる.ここでは,実際に数値シミュレーションを実施する場合に有用と考えられる基礎知識を整理し,さらに解析を成功するためのヒントとなるような実例を示すことによって,解析技術向上の一助とすることを目的としている. 神戸大学大学院 海事科学研究科 
福岡俊道
11:40~12:20 ANSYSによる連成解析事例の紹介 ものづくりにおいて,基本的な数値解析シミュレーションは専任者から設計者まで幅広く浸透してきており,解析ニーズもより実現象に近い解析が求められている.最近では,強度向上のために複合材・積層構造を利用した製品開発が進み,ミクロ構造からマクロ構造までを連携した解析ニーズや,成型加工による繊維配向を考慮した計算,電子部品においては,温度サイクル過程で生じるはんだの亀裂進展など,より精度良い,より詳細な解析が必要となってきている.本セッションでは,上記内容を含むANSYSを利用した解析事例を紹介する. サイバネットシステム(株) メカニカルCAE事業部 
喜多雅子
 
13:20~13:50 解説付きデモ展示 (サイバネットシステム(株))
14:00~15:00 大規模構造解析の現状と今後 コンピュータ環境のここ数年の変化は,マルチコアプロセッサの完全な浸透,GPU 技術の進歩,FX10および京が身近になったことなどが挙げられるだろう.計算力学も日進月歩だが,このような中で,新しい並列構造解析の現状を概観し,今後の展開を考える. (株)アライドエンジニアリング 
秋葉 博
15:10~16:10 構造・強度設計における最適化手法の適用 構造・強度設計において数値シミュレーションを用いることで製品の開発効率を上げている.多くの場合,構造物の機能や性能を予測するために数値シミュレーションを用いるが,一方で設計支援の目的で最適化の手法を用いて,より機能性の高い製品の開発に応用されるようになった.例えば,できるだけ少ない材料で剛性の高い形状を求める問題がその代表である.最適化という用語が一人歩きすることを防ぐため,更にはシミュレーションで得られた解の真の意味を知る上でも最適化の理論やその理論を構築している学術分野を理解することは重要なことである.本講演では最適化手法の中で位相最適化の理論について解り易く説明する.また,最適な位相と形状を探査できるソフトウェアのひとつであるATOMを用いた数値シミュレーションの事例を紹介し,その適用範囲や効果について説明する. (株)IDAJ 解析技術事業部 
古口睦士
16:20~17:00 衝突シミュレーションに用いられる各種構成モデルの動的特性の比較検討について 衝突・衝撃シミュレーションに多用される材料のひずみ速度依存性を考慮する代表的な数値モデルに,Cowper-Symonds モデルやJohnson-Cookモデル,Zerilli-Armstrongモデルなどがあるが,破壊を伴うような高ひずみ域での近似精度が低いなどの問題が指摘されている.一方,谷村らによって導出された谷村・三村構成モデル(T-M2009モデル)は,均質変形域から破壊を伴う大ひずみ域にわたり,0.01(1/s)から1000(1/s)の広いひずみ速度域の挙動を高精度に表すことができるモデルとして注目されている.当日は,鉄系およびアルミ系金属の実測データを基にして,真破断ひずみに至る全ひずみ域でのT-M2009 モデルと各種数値モデルの近似精度を比較検討した結果について紹介する.また,T-M2009 モデルの使用時に用いる準静的時の応力ーひずみ曲線の推定法等についても言及する. 伊藤忠テクノソリューションズ(株)  科学システム事業部 
津田 徹
第2日目:5月21日(火)
 9:30~10:30 数値シミュレーションの重工製品設計への応用 数値シミュレーション結果は,様々な仮定のもとに導き出される近似解であり,信頼のおけるシミュレーション結果を得るためには実験との組み合わせが必要な場合が多い.また,その結果をそのまま用いて設計として必要な評価を行うことはできない場合が多い.設計上で必要なさまざまな強度評価手法(疲労強度,動的強度など)とその適用方法について,川崎重工(株)における事例をもとに説明する. 川崎重工業(株) 技術研究所 
西川弘泰
10:40~11:40 数値シミュレーションの電機製品設計への応用 近年,開発・設計期間の短縮が求められるとともに,製品の信頼性向上が重要視されている.そこで,数値シミュレーションや最適設計が適用されつつあるが,電機製品設計においては,個々の製品が多機能であり,評価する項目が多いこと,製品が多品種であるために,品種当たりの開発費や人件費が限られていることや開発期間が短いことなどの課題がある.本講演では,これらの課題を述べるとともに,数値シミュレーションや最適設計を有効活用するための方法案および適用事例を紹介する. 三菱電機(株) 先端技術総合研究所 
坂本博夫
 
13:00~14:00 トライボロジーの数値計算プログラムTED/CPAの計算手法とその応用 TED/CPAは,機械部品が互いに接触する場合に,接触面形状,圧力分布,油膜厚さ,内部の応力,ひずみ,変位等を計算するツールである.計算対象は,転がり軸受け,歯車,カム,等速ジョイント,車輪とレール,各種ロール,ジャーナル軸受,平板滑り軸受け,ピストンリング等幅広い.まず計算手法として,境界要素法,マルチレベル法,差分法,コントロールボリューム法,弾塑性有限要素法等の概念を説明する.そして応用として,油膜厚さがわずか10nmしかない重荷重の計算,ピストンリング表面テクスチャによる燃費の改善,弾塑性有限要素法による転がり接触の計算等の計算例を紹介する. (株)トラ研 
栫井邦彦
14:10~14:50 応力三軸度の影響を考慮したスポット溶接部の破断予測技術 抵抗スポット溶接で組み立てた自動車部材は,衝突変形中に溶接部破断によるエネルギー吸収性能の低下を招くことがある.そのため,溶接部破断を予測し破断防止策を含めた部材設計が求められている.これに応えるため,応力三軸度の影響を考慮した破断基準を構築し,スポット溶接継手の破断形態と継手強度を予測するFEM解析モデルを開発した.本講演では,本解析モデルの特徴と,これを活用した溶接部破断因子の検討内容を紹介する. 新日鐵住金(株) 技術開発本部 鉄鋼研究所 
上田秀樹
15:00~16:00 キャスク(使用済み核燃料輸送容器)の衝撃解析 原子力発電所で発生する使用済み核燃料を輸送するための容器(キャスク)は,タイプによっては100tを超える重量を有しており,輸送時の安全性を確保するために衝撃を吸収する緩衝体が設置されている.信頼性の高いキャスク本体および緩衝体を設計するためにシミュレーションが有効なツールとして用いられている.ここでは,数値シミュレーションの構造・強度設計への適用事例としてキャスクの落下衝撃解析を紹介する.精度の良い解析を進める上での留意点を紹介しつつ,落下試験のシミュレーション方法を実験結果との比較も含めて説明する. Hitz日立造船(株) 技術研究所 
岡田 潤
定 員 100名
申込締切 2013年5月13日(月)(定員に余裕があれば、2日前まで申込みを受け付けます)
聴講料

〔2日間の参加の場合〕
会員 30,000円(大学,官公庁関係15,000円,学生員4,000円)
会員外50,000円(会員外学生8,000円)
〔1日のみの参加の場合〕
会員 20,000円(大学,官公庁関係10,000円,学生員4,000円)
会員外30,000円(会員外学生8,000円)
なお,学生は参加日数にかかわらず同一料金です.

申込方法 受付を終了しました.
◎ 本講習会はこちら 【申込書】より申込みが出来ますので,ご利用下さい.

郵送,FAXまたはE-mailの場合は「関西支部第325回講習会申込」と題記し,(1)氏名・会員資格,(2)勤務先・所属部課名・住所,(3)通信先,(4)所属学協会名,(5)送金方法・送金額(内訳)・送金予定日および請求書の要・不要,(6)1日のみ参加の場合は参加日を明記のうえ,関西支部宛お申し込み下さい.聴講料は後日送付する請求書に記載の銀行口座または郵便振替口座宛ご送金下さい.現金書留または当日支払いも受け付けます.
申込先 一般社団法人日本機械学会関西支部
   〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内
   TEL:06-6443-2073 FAX:06-6443-6049 E-mail:info@kansai.jsme.or.jp
その他 (1)申込受付後,聴講券をお送りしますので,両日とも必ずご持参ください.
(2)協賛学協会員の方も本会会員と同様にお取り扱いいたします.
(3)受講をキャンセルされる場合は2日前までにご連絡願います.2日前までにご連絡のない場合は聴講料をお支払いいただきます.
(4)CPDポイント登録致しますので機械学会会員(個人)の方は必ず会員証カードをご持参下さい.

※講習会の申し込みに際しお届けいただいた個人情報は,聴講券の送付,当支部からの連絡にのみ使用させていただきます.