見学会:履歴(過去の手記)
日本機械学会関西支部 2013.4.17公開


第88期定時総会見学会参加記録

日時 2013年3月14日(木) 13:30~16:00
見学先 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)  吹田総合車両所
参加人数 38名(正員26名,学生員4名,一般1名,一般学生5名,幹事1名,事務局1名)
 
JR西日本は近畿・北陸・中国地方の在来線と新大阪-博多間の山陽新幹線を有する旅客鉄道会社であり,総延長距離約5,012.7キロメートル,北陸,近畿,中国,九州北部までの2府16県におよぶ営業エリアにおいて約6,600両の車両を保有します. 吹田総合車両所は,兵庫県の網干総合車両所と並び,関西圏の在来線の日々の安全運行を支える車両工場です.敷地面積が甲子園球場の約3倍,関係会社を含め総勢約900名で京阪神,北陸,南紀の広大なエリアの在来線車両約1,900両の定期検査,車両改造を中心に行っています.
 当日は最初に吹田総合車両所の板井所長より会社概要および総合車両所での業務の内容について説明をしていただきました.その後2班に分かれて,総合車両所内を見学しました.当日は、京阪神地区で主に快速で用いられる221系のリニューアル改造,「くろしお」「こうのとり」等の特急車両として使用される新型車両287系の初めての入庫検査等で多くの車両が入場していました.入場した車両は,大型のクレーンで吊り上げて台車と車体が切り離され,車体は機器が外され,台車は車輪と車軸に分解されます.それぞれの部品が電子機器に至るまで点検され,摩耗部品は交換された後,再び組み立てられて20日ほどで試運転を経て出場します.広大な敷地内の設備や部品のスケールの大きさに圧倒されっぱなしで,車輪が広い工場内にずらりと並ぶ様や車両が大きなクレーンで吊り上げられている様は圧巻でした.日頃私たちが駅で見慣れている鉄道車両の初めて見る風景ばかりで,多くの人が熱心に説明を聞くと共に許可を頂いた写真撮影をされていました.見学後の質問も専門的で熱心なやりとりが長時間におよび,質問をする方も答えてくださる方も本当に鉄道を愛する人が集まっているのだなと感動すると共に多くを学ぶことができました.今回の見学により,安全で快適な鉄道の運行を支えるために各分野の専門的なメンテナンス技術があり,それらの技術が多くのエキスパートの人たちに支えられていることを理解しました.
 最後になりましたが,今回の見学会開催を快く引き受けてくださり,段取りをしていただいた車両部の浜辺様,お忙しい中,丁寧にご説明・ご対応をしていただきました板井所長をはじめとする吹田総合車両所の皆様,とりわけ見学会開催の企画・準備・進行全てにわたりご尽力いただきました総務科の大上科長,新田副科長および藤田様に心より感謝申し上げます.本当に有難うございました.


 
記 日本機械学会関西支部 企画幹事
入江 康夫((株)クボタ)
 
   (当日の模様)