見学会:履歴(過去の手記)
日本機械学会関西支部 2018.10.24公開


第646回見学会参加記録

 開催日: 2018年9月27日(木)
 見学先: ヤマトグループ 総合物流ターミナル(関西ゲートウェイ)見学
 参加人数: 30名(正員16名,特別員4名,会員外4名,学生員1名,会員外学生2名,幹事2名,事務局1名)

【施設概要】
 ヤマトグループは,2017年11月,総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ」を稼働しました.関西ゲートウェイは,最新鋭の仕分け機器による自動化を通じて省人化を実現するとともに,厚木・中部の各ゲートウェイをつないだ大消費地圏間の多頻度幹線輸送と,ヤマトグループ各社の様々な機能を組み合わせた付加価値の高い物流サービスを提供しています.


【見学内容】
 当日は,初めにヤマトグループの宅急便事業の歴史と将来構想の紹介を頂きました.宅急便の全国ネットワークを構築するとともに,時代のニーズに対応する形で,クール宅急便,スキー・ゴルフ宅急便など様々なサービスを生み出した同社が,現在取り組む,物流の効率化と,法人のお客さまに対する印刷,梱包,パソコンのキッティングなど様々な付加価値機能を一体化した物流の実現,アジアをはじめとした海外へのサービス拡大を目指す方向性の紹介を受けました.続いて,そのような物流の実現する上での関西ゲートウェイの位置付けを説明いただき,施設見学へと移りました.
 施設見学では,関西ゲートウェイ2Fの荷物の仕分けエリアにて,最新鋭の自動仕分け機器の動作を間近に見ながら,その機能や高い処理能力について詳しく解説頂きました.同フロアにて,荷物の宛先が自動的に読み取られ,管理されたベルトコンベア上の空セルに荷物が次々と高速に合流・搬送され,地域ごとに仕分けされていく様子は圧巻で,荷物の丁寧な取扱いや効率化のための細やかな機器の工夫も紹介頂きました.
 次に付加価値の高い物流サービスの一環として,ヤマト運輸の国際クール宅急便の説明を受け,最後に見学会参加者全員でヤマトグループのシステムを使ったピッキング体験をさせて頂きました.
 見学会の開催中は,参加者から活発な質問が途切れることなく発せられ,アテンダントのお二人に丁寧に対応して頂きました.このように,物流分野のリーディング企業への関心の高さが伺われ,大変,盛況な見学会となりました


【謝辞】
 最後になりましたが,当日お世話になりましたヤマトグループの皆様に心より感謝申し上げます.

   日本機械学会 関西支部 企画幹事
   岡市 敦雄(パナソニック(株))
   吉田 毅(川崎重工業(株))