専門部会:履歴(過去の案内・話題提供)
日本機械学会関西支部 2020.1.17公開

  関西支部会員各位                      

一般社団法人日本機械学会 関西支部 


 第82期(2006年度)から、商議員が推薦する関西支部所属の個人会員も支部専門部会に参加できるようになりました。
 下記案内をご覧のうえ、ご興味のある部会へご参加いただければ幸いです。
 なお、座席数に限りがありますので、商議員以外の個人会員で参加ご希望の方は、事前にお近く
商議員または関西支部事務局(E-mail: info@kansai.jsme.or.jp, TEL: 06-6443-2073)までご連絡下さい。

記 

第95期第2回支部専門部会の案内   

と き  2020年2月18日(火)14:30~16:30
ところ  大阪科学技術センター 
  〔大阪市西区靱本町1-8-4/電話(06)6443-5324
  地下鉄四つ橋線「本町」駅下車28番出口より北へ400m,靭公園北側〕
  http://www.ostec.or.jp/ostec-room/html/access/access.html
議 事  1.新商議員に対する専門部会の趣旨説明の件
 2.委員自己紹介
 3.前回議事録確認
 4.講習会,定時総会講演会などの企画に関する討議
 5.専門部会活動に関する討議
 6.次期部会長,幹事互選の件
 7.専門分野での情報交換(話題提供など)

○各部会話題提供

各部会話題提供

第1部会 

(601号室)

「樹脂母材と炭素繊維間における界面破壊の機械工学的手法による防止手法とじん性改善」

同志社大学 理工学部 エネルギー機械工学科 教授  大窪 和也氏

例えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)または複合材料において,炭素繊維と樹脂間の界面接着力はその材料全体の力学物性を左右する重要な因子である.本発表では,繊維強化複合材料における界面の力学作用の考え方を紹介したうえで,化学反応を伴わない界面接着力または関連するじん性値の改善方法を紹介する.さらにその界面破壊の抑制効果の事例も紹介する.

「金属製品の設計実務における課題解決へ向けて」

大阪産業大学 工学部 機械工学科 教授  榎 真一氏

金属製品の設計実務では,理論だけでは解決しにくい課題がたくさんある.中小企業が抱えている設計課題を解決するために共同研究を行った事例として,吊り天井,農業用パイプハウスなどを紹介する.

第2部会 

(600号室)

「極微細化ミスト技術を用いた屋外用ミスト式冷却機の開発」

パナソニック㈱ アプライアンス社 カンパニー戦略本部 事業開発センター  小川 修氏

送風技術とドライ型ミストノズル技術により,ミスト空間をトルネード型エアカーテン気流で包み込む空気冷却と,ミストを人肌に届けて擬似的な発汗効果による人体冷却を実現した屋外用ミスト式冷却機を紹介する.

「キャピラリージェットを利用した動的表面張力測定法」

大阪市立大学 大学院工学研究科 機械物理系専攻 准教授  脇本 辰郎氏

界面活性剤溶液に新しい表面が形成されると,活性剤分子が表面に吸着するまでの過渡的時間で表面張力が低下する.本講演では,この表面張力の時間変化(動的表面張力)をキャピラリージェットの形状を利用して簡易かつ高精度に測定する手法について紹介する.

第3部会 

(602号室)

「負荷平準化による正面フライス加工の高効率化に関する事例紹介」

ヤンマー㈱ 中央研究所 基盤技術研究部  岡崎 秀祐氏

内燃機関用の鋳鉄部品の正面フライス加工において,加工中に被加工物や工具に作用する負荷を平準化することで,加工時間の短縮や工具摩耗の低減を図った.これらの事例を紹介する.

第4部会 

(605号室)

「伝達経路解析と相互平均コンプライアンスを併用した低振動構造の開発」

㈱神戸製鋼所 技術開発本部 機械研究所 振動音響研究室  森 辰宗氏

強度・剛性などの要件を満足しながら軽量化・低振動化が可能なフレーム構造の設計開発を目的に,有限要素に基づく伝達経路解析,相互平均コンプライアンス手法を取り入れた.手法および適用結果を紹介する.

「タービン翼の摩擦ダンパ構造における回転非同期励振力を含めた非線形振動」

三菱重工業㈱ 総合研究所 振動研究部 機体システム研究室  森田 英之氏

タービン翼を模擬した模擬翼の摩擦ダンパを対象に,ハーモニック励振力と非同期励振力を同時に考慮した場合の解析と試験を実施し,摩擦振動による非線形振動メカニズムを調査した結果を紹介する.

第5部会

 

(603号室)

「関西電力における技術開発の変遷」

関西電力㈱ 研究開発室 技術研究所 先進技術研究室  香川 公司氏

日本における電力システムの形成過程を紹介するとともに,現在直面している電力自由化や環境対策などの問題に対して,関西電力が取り組んできた技術開発の変遷と今後の方向性について紹介する.